マナティについて
マナティとは・・
マナティは脊索動物門/哺乳網/海牛目/マナティ科と分類されています。
海獣(ラッコ、アシカ、トドなど)の中では唯一の草食動物です。
| 海牛目 | ジュゴン科 | ジュゴン | オーストラリアとアジア海域 |
| ステラーカイギュウ | 絶滅 | ||
| マナティ科 | アメリカマナティ | フロリダ半島・カリブ海・メキシコの河川と沿岸 | |
| アフリカマナティ | 西アフリカの河川・湖沼 | ||
| アマゾンマナティ | アマゾン川水系 |
※絶滅危惧U類に指定されています。
アメリカマナティ(フロリダマナティ)
和名:アメリカマナティ
英名:West Indian Manatee
学名:Trichechus manatus
体長:2〜4.5m
体重:200kg〜600kg
寿命:60歳位
主食:水草(1日に30〜50kgもの水草を食べます)
生息環境:淡水、海水
繁殖活動:雄は3〜4歳頃から、雌は7歳頃から繁殖活動を始めます。
3〜5年に1度のペースで出産し(通常1産1仔)、妊娠期間は12〜14ヶ月。
子育ては雌のみで、約2年つきっきりで世話をします。

●呼吸
哺乳類なので、もちろん肺呼吸。
水中にいる時は鼻に蓋のようなものがついていています。
水面から鼻だけをだして、蓋をのようなものを開き、ぷは〜っと呼吸します。

呼吸するために7〜15分おきに水面に上がってきます。
鼻の穴が水面より上に出るよう、ふわ〜っと浮き、ゆったり水底に戻ります。

●目
眠っている時(写真左)
起きている時(写真右)
●爪
前肢(胸びれ)にはそれぞれ3本の爪が生えています。
●臍(へそ)
哺乳類ですからもちろんお臍(へそ)があります。
●尾びれ
尾びれはイルカやクジラ、ジュゴンとは違い、まるくしゃもじ(うちわ)のような形をしています。

●オスとメス
写真左がオスの生殖器。
オスの生殖器はお臍のすぐ下にあります。
写真右がメスの生殖器。
メスの生殖器は肛門のすぐ上にあります。
お臍の直ぐ近くに生殖器があるのがオス、肛門の直ぐ近くに生殖器があるのがメスと見分けられます。
●おっぱい
マナティのおっぱいは前肢(胸びれ)の付け根にあります。
子供はお母さんの脇にしゃぶりつくようにしてお乳を飲みます。
●食事の仕方
マナティの口の中には、咀嚼板と呼ばれる器官があり、そこで食べ物をすりつぶすようにして食事をします。
起きている時間の大部分を食事に費やしています。
マナティとジュゴンの違い
|
比較項目 |
ジュゴン |
マナティー |
| 体長 | 240〜300cm | 350〜450cm |
| 体重 | 200〜350kg | 400〜600kg |
| 頚椎骨数 | 7個 | 6個 |
| 前肢(上腕部分) | 体内 | 体外に出ているので前肢が長い |
| 牙 | ある(上顎に1対の牙) | なし |
| 前肢の爪 | なし | ある(アマゾンマナティーにはない) |
| 尾ビレの形 | クジラやイルカと同じ | しゃもじ(うちわ)型 |
| 食性 | 海草類 | 水生植物類 |
| 生息環境 | 珊瑚礁のある温暖な浅い海域 | 河川または沿岸域(アマゾンマナティーは淡水域) |
